コラム COLUMN
アルコールが歯周病の原因に!飲酒と歯周病のつながり
こんにちは。
府中市新町の歯科・歯医者【おかだデンタルクリニック】です。
お酒と歯周病は関係がある?アルコールは歯周病のリスクを上げる?など、お酒と歯周病の関係性について心配な方もきっといらっしゃることでしょう。
本記事では、アルコールと歯周病の関係と、飲酒時の歯周病予防方法を解説します。
アルコールと歯周病の関係
アルコールの飲み過ぎと歯周病には、下記のような関係があります。
●お口の中が乾燥し歯周病の原因菌が増える
●歯磨きを忘れてしまう・丁寧に行いにくい
●歯肉が炎症する
下記項目で、詳細を解説します。
お口の中が乾燥し歯周病の原因菌が増える
アルコールは、唾液の分泌量を減少させます。
唾液は自浄作用があるので、細菌を洗い流してくれています。
しかし、唾液が減るとお口の中が乾燥しやすくなり、細菌を洗い流す量も減るので歯周病の原因菌が定着しやすくなり、歯周病のリスクが高まるのです。
歯磨きを忘れてしまう・丁寧に行いにくい
飲酒後は、歯磨きを忘れることや、いつも通りに歯磨きができないことが多いでしょう。
歯磨きで歯周病のもととなるプラークや歯石を取り除けなければ、それだけ歯周病が発症する確率は高くなります。
歯肉が炎症する
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科の研究により、アルコールの飲み過ぎと歯周病には関係があることが明らかとなりました。
この研究過程では、アルコールの摂取による歯肉の炎症性細胞の増加がみられました。
歯周病は歯肉炎・歯周炎の総称であり、歯肉が炎症している状態である歯肉炎は、歯周病の初期の症状です。
アルコールの過剰摂取は、歯周病の発症や進行につながると言えるでしょう。
飲酒時の歯周病予防2つの対策
アルコールを摂取したときに歯周病のリスクを下げる対策には、下記の2つがあります。
●アルコールを飲んでいるときに水も飲む
●歯磨きができる状態で早めに飲酒を切り上げる
アルコールの摂取により唾液の量が減り、お口の中は乾燥しやすくなっています。
そこで、水を飲んでなるべく乾燥させないように努めましょう。
また、なるべく普段通りに歯磨きができる段階で、飲酒を切り上げて、丁寧なブラッシングを心がけましょう。
歯周病かも?と思ったらおかだデンタルクリニックへ
当院では、歯周病の診断をし、レントゲン写真を用いてお口の状態をご説明しながらカウンセリングをしたのちに、治療を行っています。
下記ページにて歯周病治療の詳細をお伝えしていますので、ぜひ御覧ください。
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