コラム COLUMN
【歯周病治療の流れ】歯周病の進行段階に合わせた治療について解説
皆さん、こんにちは。
府中市新町の歯科・歯医者「おかだデンタルクリニック」です。
歯周病は国民病といわれるほど、多くの方が発症している病気です。
全年齢の4割に、歯周病の初期症状とみられる歯ぐきからの出血が確認されています。
(参照:厚生労働省 e-ヘルスネット「歯周疾患の有病状況」より)
とても身近な病気ですが、治療法について詳しいことはわからないという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
歯周病は感染症のひとつであり、そのままにしていると、段階的に進行します。
「おかだデンタルクリニック」で行っている歯周病治療について、治療の流れにそって紹介します。
1.精密検査・カウンセリング
当院では、
・歯周ポケット(歯と歯ぐきの間にできた溝)の深さを測る検査
・骨の状態を確認するレントゲン検査
・歯垢(プラーク)の付き具合を調べる検査
などを行い、歯周病の進行段階を診断します。
患者さんには、レントゲン写真などを使って、目で見てわかりやすい説明を心がけていますので、どうぞお気軽にご相談ください。
また、ライフスタイルなどについてもおうかがいし、歯周病の原因を特定します。
2.歯周基本治療
歯周病治療は、原因となる細菌のかたまり「歯垢(プラーク)」を除去するプラークコントロールが基本です。
●スケーリング
歯の表面に付着した歯垢(プラーク)や歯石を、専用の器具である「スケーラー」を使って除去するのがスケーリングです。
初期の段階であれば、スケーリングと丁寧な歯磨きで、症状の改善が期待できます。
●ルートプレーニング
歯石除去をした後で、歯の根の表面を滑らかに研磨することで、歯石が再付着しにくい状態に整えるのが、ルートプレーニングです。
奥深い部分の処置では、必要に応じて麻酔を使用します。
お口をキレイにした後は、効果的に歯垢を落とせるように、お一人お一人に適した歯磨きの方法をアドバイスして、経過を観察します。
ここまでの治療で改善が見られない場合は、歯ぐきを切り開いて、歯周ポケットの奥深くに付着した歯石を取り除く「歯周外科手術」が必要です。
3.メンテナンス
歯周病は治療後のメンテナンスが非常に重要です。
どんなにがんばって歯を磨いていても、歯ブラシの毛先が届かないところには、歯垢や歯石が付着します。
お口をキレイな状態に保つために、毎日の歯磨きにデンタルフロスや歯間ブラシを加え、定期検診・クリーニングを欠かさないようにしましょう。
府中市の「おかだデンタルクリニック」では、患者さんお一人お一人の症状に合わせた治療と予防ケアをご提案します。
土曜午後も診療していますので、お口に違和感がある場合は、できるだけ早くご相談ください。
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