コラム COLUMN
歯周病の効果的な予防・対策のポイントは「プラークコントロール」
皆さん、こんにちは。
府中市新町の歯科・歯医者「おかだデンタルクリニック」です。
歯周病は国民病とよばれるほど、多くの方が抱える疾患です。
45歳以上の方では半数以上に、また全年齢では約4割の人が、歯周病の初期症状のひとつである歯ぐきからの出血が確認されています。
(参照:厚生労働省 e-ヘルスネット「歯周疾患の有病状況」より)
いつ誰が発症してもおかしくないのですが、適切なケアでプラークコントロールできれば予防できる病気でもあります。
プラークコントロールとは
歯周病の原因とされている歯垢(プラーク)とは、歯の表面に付着した食べものの残りカスをエサに細菌が繁殖したものです。
白くネバネバしていて、プラーク1㎎のなかには、300種類1億個もの細菌が存在します。
歯と歯ぐきの間の奥深くに入り込んだプラークが生み出す毒素が、歯ぐきの炎症を引き起こし、骨を溶かすのです。
歯周病の原因となっているプラークをできるだけ取り除き、増殖させないようにコントロールするのが「プラークコントロール」です。
(参照:厚生労働省 e-ヘルスネット「プラーク / 歯垢」より)
ご家庭で行うプラークコントロール
歯周病予防の基本は毎日の歯磨きです。
プラークは粘着力があり、水には溶けないので、うがいだけでは落とすことはできません。
食後8時間ほどで、プラークが生成されますので、「食べたら磨く」習慣が大切です。
また、歯と歯の間の汚れは、歯ブラシだけですべて落とすことは困難です。
デンタルフロス(糸ようじ)や歯間ブラシなどの補助道具を活用して、効果的に汚れを落としましょう。
自己流の磨き方や、昔習った磨き方ではなく、今のお口に合った磨き方をマスターすることが大切です。
おかだデンタルクリニックでは、患者さんお一人お一人のお口に合わせたブラッシングや補助道具の選び方をアドバイスしておりますので、毎日の歯磨きに取り入れてみてください。
歯科医院で行うプラークコントロール
歯の表面に付着したプラークは、唾液(だえき)中のカルシウムによって石灰化され、数日で硬い歯石へ変わります。
歯石は表面がザラザラしているので、その上にプラークが付着しやすくなり、細菌の温床となるのです。
歯石になると、歯磨きでは落とすことはできず、歯科で、スケーラーという専用の機器を使用して落とす必要があります。
歯磨きでは落としきれない汚れを、歯科医院で定期的に除去しお口を清潔に保ちましょう。
府中市の「おかだデンタルクリニック」では、生活習慣などについておうかがいしながら、お一人お一人に合わせたプラークコントロールを丁寧にご提案します。
お休みやお仕事帰りに通院していただきやすいよう、土曜は18時まで、平日夜間は19時まで診療しています。
しばらく歯医者に行っていないという方は、まずは定期検診にお越しください。
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